仕事を辞めて走る時間をつくった僕が心がけたこと
僕はこれまで普通のサラリーマンとして会社勤めをしていました。
趣味のランニングが高じてマラソンにのめり込んでいくうちに、会社勤めをしながら走る時間を確保することに限界を感じてきました。
そこで以前から副業として行っていた事業を本業にして独立することを決め、走るための時間を確保することにします。
ここでは僕が在職中に独立を意識して心がけていたことをまとめています。
独立の動機が「会社が嫌だから」は危ない
独立したい動機は何ですか?
自分の夢に向かって情熱をもって自由に取り組めることが独立する最大の強みです。
正直にいえば僕も会社に対する不満はありましたが、あくまで独立してやりたいことがあるから退職するという形になりました。
独立したい一番の理由が「今の会社が嫌だから」であるうちはやめておいたほうがいいと思います。
定期収入があるうちに準備する
自分の仕事の成果にかかわらず定期収入があるというのはサラリーマンの大きなメリットです。
独立後の当面の生活費を貯めておくことはもちろん、収入が確保されているうちは貴重な準備期間と捉えてフルに活用しましょう。
ニーズが読めない事業を考えているのなら、在職中にテストしてみて見込みが外れていれば軌道修正し、ある程度収益ののメドが立ってから辞めるくらいでいいと思います。
サラリーマンという選択肢を改めて考える
組織に属さないという選択肢は格好良く聞こえるかもしれませんが、実際には食べていくために泥臭い仕事を地道にこなしていかなければなりません。
サラリーマン時代よりも労働時間も仕事環境も苛烈なものになるかもしれませんし、どんなに長時間働いても自分の価値を社会に認めてもらわなければ食べていくこともままならない世界です。
サラリーマンという立場のありがたみは独立した後にその価値を感じるものです。辞めてから今までの自分は会社組織の看板があって成り立っていたのだと感じることもあるでしょう。
会社という大きなプラットフォームの中で役割を果たして、組織として社会に大きく貢献することも立派な選択肢です。
「自由」という甘い響きに惑わされず、サラリーマンという選択肢を改めて真剣に考えてみてください。
自分の価値を高めるための努力をする
独立すると、収益に関すること以外の経理、法務、人事、総務などすべてを自分で行うことになります。
それらをこなすためには今の日常業務だけでなく、自ら勉強してそれらの能力を身につける姿勢が必要です。
通勤時間、帰宅してからの時間を有効に活用することはもちろん、今いる会社で自分の知らない業務に関わるチャンスがあれば積極的に経験しておくことも有効でしょう。
今いる会社を最初のクライアントにする
すべての準備が整っていざ退職する段階になったら、可能な限りいい関係を保ったまま辞めることはとても大切なことです。
さらにいえば、それまで在籍していた会社が、独立して最初のクライアントになってくれるというのが理想です。
良好な関係を保っておけば、その会社のことを熟知している外部の人間という貴重なポジションを築くこともできますし、いざ困ったときには会社組織としての力(信用力・人脈・ノウハウ)をきっかけにして突破口を見つけられるかもしれません。
少なくともそれまでの不満をぶつけたり、業務の引継ぎをおろそかにして無責任な形で辞めるようなことのないようにしたいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。自分のやりたいことで収入を得ながら趣味の時間を確保するというと理想的ですが、そこに至るまでにやるべきことは数多くあります。
決まった仕事をこなして給料がもらえる一般的な働き方に比べればハードルは高く、ほかの人がプライベートを楽しんでいる時間でも常に努力し続けなければなりません。
それでも、一度きりの人生がより充実したものになるのであれば、そういう生き方を選ぶ価値は十分にあると思います。
自由な生き方を選び、努力しようとする方の挑戦を応援しています。
これからも一緒に頑張っていきましょう。
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